紀州和歌浦雲蓋院(うんがいいん)御道絵図 嘉永4年(1851)以降
紀州和歌浦雲蓋院(うんがいいん)御道絵図 嘉永4年(1851)以降
160年以上前の和歌浦です。片男波地区の入江は、既に埋めたてられています。片男波ちくは、畑となっています。天満宮下の御手洗池の中には、鳥居が見えます。
160年以上前の和歌浦です。片男波地区の入江は、既に埋めたてられています。片男波ちくは、畑となっています。天満宮下の御手洗池の中には、鳥居が見えます。
現在の8の字公園にあった御旅所(おたびしょ)から移転した新御旅所が地図右側に見えます。現在は、市営住宅が潰されて空き地になっています。紀州東照宮の土地です。御旅所移転に際して、不老橋も造られました。嘉永4年(1851)の事です。この翌年、工事を命じた徳川治宝(はるとみ)公は無くなっています。新御旅所に見える石の鳥居は、現在東照宮の入り口の鳥居になっています。また、元の位置に戻す動きもあります。新御旅所、不老橋と合わせて、玉津島神社宮司による奠供山で造られた拝殿での望祀の礼が行われています。この拝殿は、観海閣と同一規模といわれます。奠供山に石垣が残っています。
by tamatusima
| 2017-12-23 00:01
| 名勝和歌の浦