名勝和歌の浦 玉津島保存会

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日本遺産 絶景の宝庫 和歌の浦4

4.和歌の浦十景にみる、うたわれ絵になる絶景
和歌浦十景は、干潟と玉津島を中心として、様々な方向からうたわれ絵になってきた和歌の浦の風景の広がりを教えてくれる。南の藤白坂を登れば、北には万葉集にうたわれた黒牛潟、和歌の浦、雑賀崎から、はるか淡路島・四国まで変化に富んだ絶景が広がる。万葉の時代にここで処刑された悲劇の皇子・有間皇子が最後に見たのは、紅葉に彩られた峠越しの和歌の浦の海であった。そして熊野参詣の貴族たちが、都から山道が続く紀伊路で初めて海を望める所として、和歌の浦をながめながら歌会や舞楽を催もよおした。干潟の東、夕陽をあびて満潮の水面に映える名草山の中腹には、西国三十三所巡礼の第二番札所・紀三井寺がある。かつて俳聖・松尾芭蕉は過ぎゆく春の名残りを求めて和歌の浦を訪れた。春、この境内には桜が咲き誇り、西をながめれば春霞の干潟に玉津島の岩山が並ぶ。和歌の浦一円の鎮守であり、文芸の神をまつる和歌浦天満宮が鎮座する天神山は、和歌の浦の北西、入り江の最も奥にそびえている。色彩豊かな社越しに入り江を見下ろせば、緑濃い松林と石橋の間に釣り舟が見えかくれし、風景の一部のような人々の営みが目に映る。和歌にうたわれ、和歌の文化を育み、芸術の源泉となった和歌の浦。この地は、うたわれ絵になる絶景の宝庫として人々を魅了し続けている。

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by tamatusima | 2017-07-14 00:01 | 名勝和歌の浦
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名勝和歌の浦の自然・歴史・文化の情報発信


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