トンガの鼻自然クラブ 夕日を見る会
トンガの鼻に存在する雑賀崎台場。県指定文化財・史跡です。県史跡雑賀崎台場は、大規模です。更なる指定が必要です。この場所が幕末期、台場として和歌山県にとって重要であり、そのことを指摘し、汗を流し守ってきたトンガの鼻自然クラブに集う人々に答えるために、行政の文化財担当者に与えられた使命を果たすことが重要です。
紀ノ川方向もよく見えます。台場は、幕末期の砲台跡です。黒船が来た翌年から紀州藩では作られました。台場は、幕末の緊張した時期、外国船の進入を見張るために作られました。ですから24時間の監視場です。多くの紀州藩士がここを守っています。砲台を据える場所、藩士が食事をする場所、泊まる場所など多くの施設が必要になります。県史跡雑賀崎台場は、砲台が据えられたと考えられる限定した場所の指定です。しかし、台場を構成するには、更に多くの施設が必要になります。現在の平坦部が有る場所は、施設が造られた場所です。算木積みの石垣と土塁が有る場所の後ろ部分は、土塁で守るべき重要な施設があった場所です。岬全体が史跡の可能性を持ちます。雑賀崎台場全体の構造を知るため、和歌山市教育委員会では、台場を構成すると考えられる場所の縮尺の大きな地図を作製しています。今後、更に指定を追加し、全体の土地の買い上げが必要になります。地域の宝で有る文化財は、行政の文化財指定があり、土地の買い上げがあってこそ確実に守り、後世へ伝えることができるのです。和歌山市教育委員会の今後の動きが重要になってきます。
今年の夕日を見る会は、新企画です。トンガの鼻、鷹巣、番所の鼻の三カ所の岬巡りです。
雑賀崎。海です。
今年の夕日を見る会は、新企画です。トンガの鼻、鷹巣、番所の鼻の三カ所の岬巡りです。
by tamatusima
| 2016-03-06 00:01
| トンガの鼻自然クラブ